関西発
旅ライド倶楽部

~ 祝1周年 ~
2017年9月11日に立ち上げて
丸1年になりました。
祝1周年!
ちょっと振り返ってみます。
(2018.9.11)

01.そもそもの想い

ただ単純に「自転車が好き!」「自転車って楽しい!」と思ってくれる人が増えたらいいな、という想いからスタートしました。

サークル運営が、実は何か別の意図があってやってる、、、という訳ではなく、ただ単純に「自転車って楽しい!」っていう人が増えて、共有できるのがいいな、と。

02.どんなサークルにするのか

よくあるライドとして、(1)朝集合して (2)走って (3)いい感じのところでランチ (4)走って (5)いい感じのオヤツ (6)走って (7)解散。このパターンが多いです。これはこれで良いけれども、同じような事をするサークルを新たに作る意味は無いので、こうならないサークルにしたいな、と思ってました。

んで、自分が一番楽しかった、一番感動した自転車の想い出を振り返った時、「しなまみ海道でどんどん変わる島の景色」「渋峠の雪壁」「乗鞍の静寂」「諏訪湖での場末のスナック」など、やっぱり旅行ライドが素晴らしい体験だったなぁと。それでざっと周りを見渡した時、旅行を主体にしたサークルがなかったので、旅行ライドを目的としたサークルにすることにしました。そもそも自分が旅行ライド好きだし。それに旅行ライドなら、日帰りでは味わえない絶景もグルメも、「楽しみ」の幅がうんと拡がります。自転車の楽しみの幅がすごい広い、大きな可能性を秘めたサークルにもなります。

03.重要なこと

あとこれは重要な事として「目標」を作りたかった。周りに色んなサークルはあるけれども、「平坦走ります」「美味しいグルメ求めて走ります」など、“どういうライドをする”という「目的」はあっても、「目標」が無い。「目的」と「目標」。この2つは絶対必要やな、と個人的には強く思ってます。

それで、旅行ライドだとそれ自体が「目標」になり得ます。1泊2日の旅行ライドをしようとすると、1日100km走って翌日も100km走るという、普段の日帰りライド以上の体力は必要ですし。

旅行ライドを「目標」にして、何となくでも方向性を示して、なってくれるメンバーさんの意志統一が図れたら、「目的繋がり」と「人繋がり」と「意志繋がり」の3つで、すごい強力なサークルになるんちゃうかな、と思いました。

04.誰が作るのか

会社は社員が作る。飲食店も入ってくるお客さんの雰囲気で大きく決まります。だからサークルもメンバーさんが作る。

参加いただくメンバーさんの個性が十二分に発揮できる環境さえあったら、特徴のある楽しいサークルに勝手になるんじゃないかな、と思って、自由気ままに流れに任せる感じにしてます。

05.サークルの名称に悩みまくる

「シンプルで分かりやすいこと」。これがなかなか難しい。。。

名称は散々悩みましたが、カタカナの訳の分からないチーム名よりも、どんなサークルなのか名前見たらすぐ分かる、ように「旅ライド」を入れました。そのままといえばそのままですが、、、。なんのヒネリも無い(笑)。

語尾の「倶楽部」はカタカナの「クラブ」と悩みましたが、「ライドクラブ」にするとカナカナが連続して「ライド」の文字が目立たないので、漢字にしました。

頭の「関西発」は身近な人の集まりを連想させるため。日本人は地縁を結構大事にするので、地理的に近い人の方が親近感があるんです。想像してみて欲しいんですけど、「関西発」があるのと無いのとでは受ける印象が全然違いますよね。「関西発」が無いと、どこか遠くのサークルぽくならないですか?

そうしてできた名前が「関西発・旅ライド倶楽部」。これで募集をかけることにしました。

06.FB繋がりでは集めない

既にFB等で自転車繋がりは200人を越えてましたので、そこから集めるのは簡単だけれども、既に繋がってるしお誘いあれば一緒に走れるから、新たに作る意味はほぼ無い。

それに、FBで繋がってる人だと、「人的な繋がり」でメンバーになってくれたり、「あの人が居るから」というそもそもの目的を外れた人も入ってくるので、「目的」がぼやけてしまいそう。

あと面倒なのが、「(人を)取った、取られた」って思われること。FBの自転車繋がりの人は、色んなサークルに重複して入っているので、なんかそんな風になったら嫌だなぁ、、、と

とまぁ、いろいろ考えて、それまでのFB繋がりでは無いところから、人的に繋がってない人で、純粋に「旅行ライドがしたい」という人を集めることにしました。

07.1人じゃ心細いから

女性の浜ちゃんにお願いして、共同主催になってもらいました。「主催者が男女2人です」っていうのは他にあまりないので、それも良いかなと。

08.いよいよ募集開始

なんの根拠もないけど何となく15人を目標にしました。
そして2017年9月11日、スポーツサークルメンバー募集サイト「スポーツやろうよ!」に募集要項を掲載。募集をスタートしました。
何の繋がりもないところから、コンセプトや想いだけ提示して果たして「一緒に走りたい!」っていう人が現れるのか不安でしたが、それは杞憂でした。
2018年9月10日現在、メンバー52名です。

09.募集案内に記載した内容

スポーツやろうよ!では下記内容で記載しました。

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日帰り~数泊の自転車旅を楽しめる人を探したいなぁと仲の良い女性と一緒に作ってみました♪

自転車旅を通じて感動的な景色、美味しいその土地の食材、その土地の人々との触れ合いを通じて、人生をより豊かに過ごせればと思います(^_^)

楽しみな計画を立てれば、そこを目標にして日ごろの仕事も頑張れますw!
挑戦的なライド計画を立てれば、そこを目標に日々のライドの励みにもなります(^_^)!

週末のライドに物足りなさを感じている方、自転車旅行に興味のある方、ご応募ください。未だロードバイクをお持ちでなくて「いずれ旅行したい」という人も大丈夫ですし、初心者の人でもご参加大丈夫です。

普段は別のチームやサークルに所属し、年に数回ご一緒ください。

平地30km前後のポタから峠ありの200kmのロングライドまで様々なライドをぼちぼちと企画いたします。

(中略)

またご参加していただいて、この場で一緒に旅ライドする仲間を見つけてください。
普段はどこかのサークルや友達と走り、こちらでたまに冒険心くすぐる、ワクワクする旅ライドを楽しみ、感動体験が共有できれば管理者として幸せです。
ご参加お待ちしています。

(中略)

・泊まる場合は必ず宿で泊まること。
・宿は、基本寝れたらOK的な宿。目安的に素泊まり1泊4000円。食事付で6000円ぐらい。(管理者は味のあるボ○宿が好きですw)
・基本素泊まり。食事は周辺で取り、地元の銭湯に入ったりしてその土地や人と触れ合う。
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10.応募が来た!

果たして本当に応募あるのか?応募あったらどう対応したらいいんやろか?など、いろいろとても不安でしたがすぐに応募がありました。最初の応募者はなんと女性。募集要項に「味のあるボ○宿が好き」って記載したから男性しか応募が無いものだとばっかり思ってました。その後1ヶ月ちょっとで15人に。そして募集ストップ。メンバーはなんと男女比半々。これにはびっくりしました。女性も「ボ○宿」好きな人は好きだったのね(笑) 募集開始してひと月ちょっとで15人になって募集締め切りました。

初期の頃のライドイベントですが、、2017年の秋ごろは毎週のように週末に台風や雨が襲い、立ち上げたライドイベントがことごとく全滅。。。募集してSNS上で集まったのは良いものの全然会うことができません。そこで簡単ですが、昼から飲み会を開催。8人ぐらいだったかようやく顔を合わせることができました。

初めてライドができたのは、11月初め。CRで毛馬閘門から嵐山までの往復。ちょっとひと息つくことができました。安堵。その後日帰りライドをいくつか行いました。

11.メンバー増やす

前後して、泊りライドの企画が具体的に3つ立ち上がります。牛窓、小豆島、しまなみ海道。
メンバー的には15人で落ち着いたものの、イベント企画してお知らせしても、予定が合わずに参加者希望が2人とか、そういう状態に。特に泊りになるとそんな感じ。
「もう少しメンバー増やそうかな」と、30人まで増やすことにしました、なんの根拠もないけど。

これまたひと月ぐらいで15人⇒30人に。特に女性を意識してる訳ではないですが、これまた男女比半々です。

12.2018年・泊りのライド3連発

2月・3月・4月で泊りのライドを3連続で行いました。
初めての泊りライドは日生・牛窓と片鉄。予定してた場所で牡蠣が食べれないとか、いろいろトラブルありましたけど無事終了。

2回目は小豆島で、現地の土庄町役場で自転車で島おこしをしてる役場の人3人がプライベートで合流していただき、その役場の人のご案内で一緒に走行しました。すごい貴重な体験。これはメンバーさんの繋がりによるものです。すごいありがたい。

3回目はしまなみ海道。参加者11人。メンバーさんとルートを話し合って、未だあまり知られていなくてこれから話題になるであろうお店スポットや、うさぎ島に行ったり岩城島をハイキングする、という自分がこれまでに体験したことのないライドが楽しめました。

13.再度、メンバー増やす

しかし、、性別で区別するの嫌なんですけど、何となく男性がもう少し集まらないかなぁと思いまして、再募集することに。なんの根拠もないけど50人をめどにしました。

これまたひと月で30人⇒50人に。男女比は3:2となりました。
ちなみに何人かFB友達がメンバーになってくれてますが、ほぼサイトからご応募いただいたものです(例外的にルール未整備な時に入っていただいた人も1人居ますが)。
今は、運営上いろいろ思うことがあって募集ストップしています。

14.出てくる話は・・・

グループはラインで管理してます。純粋に「自転車旅好き」「自転車旅してみたい」っていう人が集まったらこんな風になるのかと自分でもビックリで、とても新鮮で楽しんでます。

グループライン上では、、、

★パーツ、機材の話ほぼ出ない。
★タイムを競う、ヒルクライム、どんだけ長距離走ったか、の話も出ない。
★各地のライドイベントの話も出ない。
★自走で日帰り圏内の話しも出ない。

出てくるのは、最近(2018年夏)だと、

☆礼文島ライドしてまーす!明日は登山しまーす^_^ ※女性
☆東北ライド満喫中でーす^_^
☆乗鞍の写真いろいろ^_^
☆山陰キャンプツーリングしてまーす^_^
☆京都の大文字山でキャンプしました^_^
☆阿蘇山から志布志ライド予定立ててるんですが、帰り飛行機輪行したいんですが、アドバイスを~ → それはこれこれこうして、っていう10回以上行ってる経験者がアドバイス

とまぁ、こんな感じ。写真付きでどんどん投稿されてきます。

◎誰かと競ったり、◎決められたルートを走る、◎決められた時間内に走る、とか、誰かが決めたルールに基づくものはどうやらみんな嫌いなようで、「わが道を行く!」というか、みんな自由に絶景求めて日本各地へ各自どんどん行ってます。

こんな関西のサークル、あまり無いかと思います。みんな住んでる地域が京阪神で近くて、車載しない人が多いので、どうやってそこまで行ったのか含めてすごい参考になります。自分のライド世界観がすごい拡がる。見てるだけでもすごい楽しいです(^_^)

15.今後はーーー

一緒にやってる浜ちゃんと相談密にしながらぼちぼちやっていきます。メンバー的に初心者が多いので、少しずつ走れるようにもっていきたいのと、泊りライドだけでなく日帰りライド含めて“旅行感”を大事にしたライドが楽しめたらなぁと思っています。

人数はとりあえず増やさない方向で考えてます。鎖国状態にして、独自文化を醸成したい。とりあえず今のメンバーさんで、しっかりとした人の輪ができるまでは、募集は再開しないと思います。

だけど例外的に、少し入るかも。旅先で初めて出会った同じような関西在住のサイクリストさんや、今の他のメンバーさんがそうだったように、自分の周りに自転車やってる人が居なくて内容に共感してくれただけの人には入ってもらうかもです。

実は、「楽しそう!入りたい!」「そのライド参加したい」っていうFB繋がりの人からのお声は沢山いただいてて、そのお気持ちもひしひしと感じてます。でも、なんも繋がりないところから皆不安いっぱいで応募してきて、「旅行ライドがしたい」っていう純粋な人の集まりなので、既に僕と繋がってて「楽しそう!」で来られるのは、ちょっとなぁ、という気持ちがあります。その人は良くてもメンバーの気持ちはどうなのかな、と。

今、お互いに知らない人同士が今ようやくまとまりつつあって、輪ができつつある状況で、この状況をかき乱したくない気持ちがあります。

あ、そだ。他の自転車サークルさんと合同で走ることもします。輪ができつつある状況見ながら合同で行って、メンバーさんそれぞれに人的に繋がって、それぞれにライドの世界観が拡がって、それぞれライドの楽しみが増え、そもそもスタートした想い「自転車って楽しい!」ってなるようにしていけたらいいな、と思ってます。
(2018年9月11日)